空き家の片付けを安全に行うには?コツや注意点を解説

  • URLをコピーしました!
ビィビ

空き家がどんどん増えてるみたいだね…

コロ

将来は0円物件だらけになるかも?

日本で近年問題になっているのが「空き家問題」

「自分には空き家問題は関係ない…」と思っている人が大半かと思いますが、空き家は身近な問題です。

空き家が発生すると、部屋の片づけが必要となってきます。しかし空き家の片づけを経験している人はほどんどいないため、「どうしたらいいかわからない…」という人が多いかと思います。

空き家の片づけは普通の片づけと違い特殊なものになります。しっかりとルールや安全を確保しないと後々トラブルになるため、片づけをする前に事前に学んでおきましょう。

今回は何らかの事情で空き家になった時の対応方法をお伝えしていきます。

こんな人に読んでほしい記事です

・空き家の片付けがわからない

・空き家を片付ける時に注意すべきこと

目次

空き家の片付けが必要になる状況

空き家の片づけが必要になる状況は以下の2つに分けられます。

1.一人暮らしの高齢者が亡くなった時
2.老人ホームに転居をするとき

一つずつ解説していきます。

1.一人暮らしの高齢者が亡くなった時

近年は親元と離れて暮らしているケースが増えています。田舎の家を出て都会に暮らす、そういった生活がスタイルが日本には根付いてきています。

一昔前までは「家を継ぐ」という事で、空き家問題はあまりありませんでした。

しかし家を継ぐという文化がなくなりつつあり、親が亡くなっても家を相続せずに空き家になってしまっています。

今後さらにこの傾向が加速するのが予想されるため、空き家が増えていくかと思います。

2.老人ホームに転居をするとき

老人ホームに転居をしたときに、家をそのままにして空き家になるパターンです。

上述した通り、高齢者の一人暮らしが増えているため、老人ホームに転居をしたら誰も住む人がいません。

「引っ越したら空き家を壊せばいいのでは?」と思うかもしれませんが、思い出深い家のため、壊すことに抵抗がある人が多く、空き家になってしまうのが現状です。

空き家で維持したほうが税金上安い?

空き家のまま維持している理由の一つとして「税金」の問題があげられます。家を建てると「固定資産税」が掛かり、国に税金を納めなければなりません。

固定資産税には、「土地に建物が建っていると土地の面積200㎡までの分について6分の1に減額される」という特例があります。

しかし空き家を立て壊してしまうと、この特例を使えなくなり、一気に固定資産税が6倍となってしまいます。

そのため、空き家を取り壊さずそのままにしているケースが非常に多くなっています。

しかし空き家は放置しておくと、建物の崩壊や衛生上よくないため、片付けは必ず行う必要があります。

片づけを行わずに放置をしてしまうと、虫が湧いたり、動物が住み着いてしまうなど周りの家にも大きな影響を与えてしまいます。

空き家の片付けを行う際に必要な準備

空き家の片づけは事前準備が必要です。一般家庭と違い最初に準備を行わないとトラブルが発生してしまいます。

トラブルを避けるために行う事前準備をしっかりと学んでいきましょう。

準備1.親族間で遺品について話し合う

空き家の整理は遺品管理にもつながってきます。親が亡くなっている場合、空き家の備品は遺産になるので勝手に処分を行うとトラブルのもとになります。

そのため、親族間で遺品の処分や管理のルールをしっかりと話し合う必要があります。

準備2.自分で行うか業者で行うかを協議する

こちらも親族間で話し合う必要があります。空き家の不用品処分は非常に手間が掛かります。また建物が老朽化しているケースが多く素人が行うのは大変。

そのため、自分たちで行わず専門業者に依頼をかけるのも一つの方法。親族間で話し合い、自分たちで行うか、業者に依頼をかけるのかを協議しましょう。

準備3.具体的な日程を決める

不用品処分の日程を決めていきましょう。日程を決めておかないとずっと空き家のまま放置をされ、不用品処分が進まないパターンがあります。無理のないスケジュールで不用品処分を行っていきましょう。

空き家の片付けと不用品を処分する方法

空き家の片付けを行う際に、まずは「必要な物」と「不必要な物」を分別しましょう。

必要な物は遺族間でどうするかを決めて不必要な物は処分をしていきましょう。不用品の代表的な処分方法は以下の通りです。

1.一般ごみとして処分する
2.リサイクルショップに出す
3.不用品回収業者に依頼をする

一つずつ解説していきます。

一般ごみとして処分する

自治体が行っている「燃えるゴミ」や「燃えないゴミ」として処分をしましょう。大きいものは粗大ごみとして処分ができ、費用が安いのがメリット。

各処分方法は自治体によって違うので、ルールを確認して処分していきましょう。

リサイクルショップにだす

状態がいいものであれば、リサイクルショップに買い取りを出せます。貴金属類や不要な家具家電で状態が良ければ高価買取の可能性があります。

自分で持っていく必要があるのがデメリットですが、処分費用ではなく利益を得れるのは大きなメリットといえるでしょう。

不用品回収業者に依頼をする

不用品回収業者とは荷物の運び出しから運搬まで一括で行ってくれるサービスです。

依頼者は業者に電話をするだけで作業が完了。あとの作業はすべてプロの業者が行ってくれます。

不用品回収業者に依頼をすると手間がかからず処分が行えます。最大のメリットは「自分たちで運び出しをしない」ということ。

不用品の物が非常に多いケースがあり、自分たちで運び出しが困難な場合があります。その時に不用品回収業者に依頼をすれば自分たちで運び出しをする必要がありません。

不用品回収業者を上手に利用して、処分を行っていきましょう。

空き家の片付けを自力で行うのはおすすめしない理由

上述した通り、空き家の片づけは自分で行うことはおすすめしません。基本的にはプロの業者の方にお任せすることを親族間で話し合いましょう。

おすすめしない理由1.建物が崩れる可能性がある

空き家は老朽化しているため、建物が崩れる可能性があります。築年数が古い建物が多く、人が住まなくなった期間が長ければ長いほど、老朽化は進んでしまいます。

事故を起こさないためにも自分たちでは不用品処分を行わないようにしましょう。

おすすめしない理由2.死臭等がする場合がある

家で亡くなった場合、死臭や血などが家に付着しているときがあります。死臭は一般の方にとっては、非常に不快なにおいであり体調を崩す可能性があります。

おすすめしない理由3.荷物が多い

単純に物量が多く、自分たちで不用品の処分を行うのが困難な場合があります。

自分たちでするのではなく、不用品回収業者に依頼をして、スムーズに処分を行っていきましょう。

1.一般ごみとして処分する
2.リサイクルショップに出す
3.不用品回収業者に依頼をする

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次