本棚は、本や書類を分類し、グループ化するのに適しています。仕事場でも家庭でも見かけることができ、誰もが見られるようになっています。
しかし、引越しや転居の際には、正しい捨て方を知っておくことが大切です。この記事では、本棚を廃棄するための方法をお伝えします。。
本棚の一般的な処分方法
本棚の一般的な処分方法として、以下の5つがあげられます。
- 粗大ごみとして自治体の収集で処分
- 分解して一般ごみとして排出
- リサイクルショップやフリマアプリを活用して売却
- マッチングサービスを活用して譲渡
- 不用品回収業者に処分を依頼
一つずつ解説していきます。
1.粗大ごみとして自治体の収集で処分
一般的に、本棚のような大きなものは大型ゴミとして自治体で処分することができます。自治体によって処理方法が異なるため、ホームページや電話などで確認することが必要です。
費用面では、ほとんどの自治体が数百円から1,000円程度の手数料で本棚の処分を許可しているため、コストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。
本棚はサイズが大きいので、持ち運びに苦労しない場合や、処分費用を重視する場合は、粗大ごみとして処分するのも一つの方法です。
2.分解して一般ごみとして排出
本棚を一般ごみとして処分することで、費用がかからないというメリットもあります。しかし、自治体の条例によっては、一般ごみとして処分できない場合があるので、注意が必要です。
特に大型の本棚は、かなりの人手と技術、工具が必要なため、分解するのは大変です。そのため、わざわざ手間のかかる分解作業をするのはおすすめできません。
逆に、分解して一般ゴミとして出すことが可能であれば、それも一つの方法です。
3.リサイクルショップやフリマアプリを活用して売却
本棚は中古品として重要があり、リサイクル事業者やオークションで処分されることもあります。
適正な価格を確保するためには、一般的に傷がなく、数年以上経過していないように見えることが必要です。また、ブランド品であれば、多少の傷はあっても高く買い取ってもらえます。
通常であれば本棚を処分する費用が掛かりますが、リサイクショップやオークションで販売をすれば、逆に利益を得られます。
そのため、状態が良ければ、販売してみることをお勧めします。
4.マッチングサービスを活用して譲渡
本棚を売却するよりも、譲渡する方が、状態が悪くても引き取ってもらえる可能性が高くなります。
この方法のメリットは、マッチングサービスに頼って再利用できるため、廃棄費用がかからないことです。さらに、リユースによる環境配慮で、愛着のある家具を使い続けてもらえます。
5.不用品回収業者に処分を依頼
本棚を簡単に処分するためには、不用品回収業者に依頼しましょう。不用品回収業者とは、廃棄から運搬までを一括して請け負ってくれるサービスです。
お客さまは業者に連絡するだけで、あとはすべてお任せです。本棚は重く、自分で運び出すには非常に大変です。不用品回収業者の力を借りれば、負担のかかる労働をする必要はありません。
本棚を処分する際の注意点
本棚を処分する際の注意点は以下の3つです。
- 自力で運び出す場合は搬出経路に注意を
- 大きな本棚の解体は複数人で行いたい
- オフィスや事務所で使用した本棚は粗大ごみで処分できない
一つずつ解説していきます。
1.自力で運び出す場合は搬出経路に注意を
本棚は非常に重たいため運び出すのは大変です。運び出しを行う前に搬出経路を確認することで、スムーズな運び出しが行えます。
経路確認のポイントは以下の通りです。
- 扉がある場合は、本棚が通るか確認をする
- 扉は事前に開けておく
- 通路に障害物がないかを確認する
- 狭い道がある場合、本棚が通るか確認をする
障害物や通路がしっかり通れるかを確認してから、本棚を運び出すようにしましょう。
2.大きな本棚の解体は複数人で行いたい
大きな本棚は人間の身長を超えるものもあり、一人で解体作業を行うのは非常に大変です。無理して一人で解体をしようとすると、本棚が倒れてケガをしてしまう可能性もあります。
安全性を確保するためにも、大きな本棚の解体を行う時は、複数人で行うようにしましょう。
3.オフィスや事務所で使用した本棚は粗大ごみで処分できない
オフィスや事務所で使用した本棚は「産業廃棄物扱い」となるため、粗大ごみとして処分ができません。
理由として、産業廃棄物は自治体が行っている燃えるごみや粗大ごみなどで処分をしてはならない、と法律で決まっています。
そのため、産業廃棄物処分を行っている専門業者に依頼する必要があります。誤ってオフィスや事務所で使用した本棚を粗大ごみとして出してしまうと、法律違反となるので注意してください。
本棚の処分方法を検討する際のポイント
本棚の処分方法を検討する際のポイントは、以下の3つです。
- 1.小さい本棚なら粗大ごみか解体して一般ごみが手軽
- 2.状態が良ければ売却や譲渡でお金をかけずに処分可能
- 3.運び出しや解体が困難なら不用品回収の利用が便利
一つずつ解説していきます。
1.小さい本棚なら粗大ごみか解体して一般ごみが手軽
小さい本棚なら運搬も比較的簡単なため、費用が安い粗大ごみとして処分するのをおすすめします。大きな本棚に比べれば解体も楽なため、細かく解体した後一般ごみとして処分も可能です。
どちらの方法もコストを抑えて処分ができるので、おすすめです。
2.状態が良ければ売却や譲渡でお金をかけずに処分可能
本棚は需要が高いため、状態がよければ比較的簡単に売却や譲渡が可能です。売却であれば利益を得ることができますし、譲渡であれば無料で処分が可能。
どちらの方法もお金を支払わずに処分ができるので、状態がよければ売却や譲渡を検討しましょう。
3.運び出しや解体が困難なら不用品回収の利用が便利
大きい本棚は運び出しや解体が非常に大変。手間暇が掛かってしまいますし、解体作業や運搬作業中にけがをする可能性もあります。
そのため運び出しや解体が困難な場合は、不用品回収業者に依頼しましょう。プロの業者がスムーズに対応をしてくれるので、自分は何もせずに作業が完了するのでおすすめです。
自分に合った本棚の処分方法を検討しよう
本棚は分解して細かくできれば一般ごみとして出すことができ、一番費用が掛かりません。また粗大ごみも比較的費用を抑えて処分可能です。
しかし、どちらの方法も自治体によってルールが違うのでしっかりと確認をしましょう。また状態の良いものやブランド価値があるものであれば、売却や譲渡の処分方法を検討しましょう。
どちらの方法も費用を出すこともなく処分が可能です。
本棚の処分を手早く簡単に行いたい人や、本棚以外も処分をしたい方は不用品回収業者の利用もおすすめ。手間をかけることなく、本棚やその他不用品をまとめて処分可能です。
本棚はサイズや環境によって適切な処分方法が異なります。自分に合った処分方法を見つけ適切に対応していきましょう。